【講師のプロフィール】
平山和雄
(Science Education Co., Inc.)
1985年から、タンパク質の質量分析を世界に先駆けてはじめ、今日のプロテオームの基礎を作りました。 有機化学・生化学命名法は、初版以来33年になりました。略歴・論文・著書・社会的活動などは、
ここ
をクリック願います。下の写真は、古流松藤会副総司次席としての私の作品です。
木下 武
Science Education Co., Inc.講師、元三共株式会社、元日本薬科大学、日本質量分析学会・功労賞受賞(2016年度)、日本質量分析学会・永年会員
橋本 豊
Science Education Co., Inc. 講師、現熊本大学、元山梨大学、元日本化薬株式会社、日本質量分析学会・功労賞受賞(2013年度)
平山和雄
Science Education Co., Inc. 代表取締役、元味の素株式会社ライフサイエンス研究所次長、元慶應義塾大学特別研究教授、日本質量分析学会・学会賞受賞(2011年度)、 日本質量分析学会・名誉会員
平山和雄の作品です。
木瓜(ボケ)
松橘斎平山理雄(2020年2月5日)
万年青
松橘斎平山理雄(2020年1月16日)
若松・千両
松橘斎平山理雄(2019年12月20日)
赤芽柳
松橘斎平山理雄(2019年12月20日)
錦木
松橘斎平山理雄(2019年11月1日)
紅葉・はななす
松橘斎平山理雄(2019年10月25日)
はらん(中流し)
松橘斎平山理雄(2019年10月25日)
氷室杉
松橘斎平山理雄(2019年8月31日)
かきつばた
松橘斎平山理雄(2019年5月9日)
はらん
松橘斎平山理雄(2019年3月12日)
きばでまり
松橘斎平山理雄(2019年3月5日)
さんしゅ
松橘斎平山理雄(2019年1月29日)
啓翁桜
松橘斎平山理雄(2019年1月15日)
水仙
松橘斎平山理雄(2018年12月17日)
まさき
松橘斎平山理雄(2018年11月27日)
さんごみずき
松橘斎平山理雄(2018年11月13日)
猿猴杉
松橘斎平山理雄(2018年10月23日)
いぶき
松橘斎平山理雄(2018年9月25日)
こおりやなぎ/枝垂れ活け
上段の真が大きく矯め込みました。
下段の真型は、可愛らしく活けてあります。
こおりやなぎの風情を出す様に心掛けました。
松橘斎平山理雄(2017年11月20日)
くじゃくひば/枝垂れ活け
上段の真が枝垂れる様に大きく矯め込みました。
他の枝も、真に調子を合わせて矯め込みます。
全体に力強さを持たせてみました。
松橘斎平山理雄(2017年10月17日)
いぶき/二重一体
上段の片落としと下段の真型の真が平行になる様に活けました。
片落としと真型との間隔と、肩落としの幅が同じになる様に片落としを矯め込むのがコツです。
松橘斎平山理雄(2017年9月19日)
ちょうせんまき/受け流し
ちょうせんまきは大変矯めやすく、形を整えるのも容易な木です。
ただし、枝の太い部分を矯めると、折れることがあります。
松橘斎平山理雄(2016年12月16日)
黄金伊吹/三重切り
第90回全日本いけばなコンクールの作品です。
何回もお稽古をした後、活けました。
準特選でした。
コンクール会場が足立区でしたので、足立区長賞を戴きました
松橘斎平山理雄(2016年11月20日)
いぶき/三重切り
上段の中流しの真、中段の昇り生けの真、下段の真型の真が平行になる様に活けました。
上段の中流しの真前と、中段の昇り生けの真前も平行になる様に活けました。
上段と中段は左勝手で活けてあります。
下段は右勝手です。
松橘斎平山理雄(2016年11月4日)
くじゃくひば/三重切り
上段の中流しの真、中段の昇り生けの真、下段の真型の真が平行になる様に活けました。
上段の中流しの真前と、中段の昇り生けの真前も平行になる様に活けました。
上段と中段を左勝手で活けてあります。
下段を右勝手で活けて見ました。
松橘斎平山理雄(2016年10月28日)
黄金ひば/三重切り
上段の中流しの真と、中段の昇り生けの真が平行になる様に活けます。
下段の真型は、中段の流しの下までの大きさとします。
上・中・下段、全て左勝手で活けてあります。
次回は、下段を右勝手で活けて見ます。
活け終わるまで3時間ほどかかります。
松橘斎平山理雄(2016年10月14日)
きゃら/枝垂れ活け
楔を入れずに、手の力だけで矯め込んでいきます。
楔を入れると、自然の枝垂れの状態にならないからです。
真に美しさを出すために、時間をかけて矯めます。
一時間ほどかけて真を作ります。
活け終わるまで3時間ほどかかります。
松橘斎平山理雄(2016年9月9日)
ちょうせんまき/三重切り/二重一体・中流し(上・中)・真型(下)
一番難しいのは、中段に活けた真の足元です。
枝の茶色の部分を、いったん外側に矯めてから、その上部を内側に矯め戻します。
この事によって、真の内側の懐が豊かになります。
一時間ほどかけて真を作ります。
次のポイントは、中流しの脚と真が平行になる様に、中流しを矯め込みます。
全体で、二時間半、緊張の中で活けていきます。
松橘斎平山理雄(2016年8月19日)
ちょうせんまき/細二重/草型(上)・昇り生け(下)
この時期のちょうせんまきは手強いです。
茶色い部分の枝は、とても折れやすく殆ど矯めることはできません。
楔を入れようと思っても、枝がすぐに裂けてしまいます。
枝の緑色の部分で、時間をかけて矯めていきます。
松橘斎平山理雄(2016年8月9日)
くじゃくひば/根分け・片落とし
この時期のくじゃくひばは手強いです。
とても折れやすいです。
片落としの形まで矯め込むには、とても根気がいります。
松橘斎平山理雄(2016年7月19日)
ちょうせんまき/根分け・中流し
根分けは、足元を二本に分けます。
その為、足元を支える「こみ」を2つ入れます。
真と中流しの脚を平行にします。
花材がぐらつかない様に、しっかりとした「こみ」を懸けるのが大きなポイントです。
松橘斎平山理雄(2016年7月12日)
まさき/細二重
上は中流しで、下は真型です。
この時期のまさきは、新芽の爲に軟らかく、矯めてもすぐに戻ります。
お生花の中でも、高度な技術と根気がいります。
針金を添えたりせずに、全て矯め込んで形を整えてあります。
松橘斎平山理雄(2016年5月13日)
彼岸桜・枝垂活け/細二重
上は、肩落しで、真の頭を逆向きにした逆真です。
下は真型です。
桜の枝を充分に矯め、枝垂桜の雰囲気を持たせたお生花です。
指と手だけではなく、体全体を使って矯め込んでいきます。
4月8日に活け、4日後の4月12日に写真を撮りました。
松橘斎平山理雄(2016年4月12日)
東海桜/二重切り
上が受流しで、下が真型です。
桜の枝は、小枝の向きがバラバラなので、ただ活けるだけでは纏まりがありません。
小枝の向きをしっかり整えて、枝全体の曲もしなやかに作って活けます。
3月18日に活けた時は蕾でしたが、4日後の22日には満開となりました。
松橘斎平山理雄(2016年3月22日)
現代華/バラ・椿・キウイ・アンスリウム
キウイの曲線で構成した動きのある空間を作ってあります。
濃い緑の葉の前に、バラを配置し映えるようにしました。
お花器の黄色が全体に溶け込むように、同系色のアンスリウムを配置してあります。
松橘斎平山理雄(2016年2月16日)
現代華/椿・黒芽柳・こでまり
黒芽柳を充分に矯め込み、曲線で構成した空間を作りました。
左側の椿は、まだ開ききっていなので、濃い緑の葉の前に置き映えるようにしました。
手前下のこでまりの花も映えるように、後ろに椿の葉を一枚添えてあります。
松橘斎平山理雄(2016年1月22日)
伊吹/三重切り
第89回全日本いけばなコンクールの作品です。
何回もお稽古をした後、活けました。
準特選でした。
コンクール会場が足立区でしたので、足立区教育委員会賞を戴きました
松橘斎平山理雄(2015年11月22日)
伊吹/三重切り
上が二重一体で、下が昇り生けです。
昇り生けの真が、上の二重一体につながる様に活けます。
何日経っても形がくずれない様に、しっかりと矯めます。
松橘斎平山理雄(2015年10月13日)
ちょうせんまき/二重切り
上が受流しで、下が昇り生けです。
昇り生けの真と、受流しの真が平行になる様に活けます。
何日経っても形がくずれない様に、しっかりと矯めるのがポイントです。
松橘斎平山理雄(2015年8月25日)
ちょうせんまき/細二重
上が草型で、下が真型です。
真型の真の動きが、上の草型につながる様に活けます。
ちょうせんまきは矯めやすいので、楽しみながら生けることが出来ます。
松橘斎平山理雄(2015年7月10日)
くじゃくひば/片落し
片落しは、文字通り180度向きが変わる程、落し込みます。
どの花材でも、180度矯めるのは容易ではありません。
特に、くじゃくひばは折れやすいので、たっぷりと時間をかけて矯め込みます。
これ程難しいお生花に出会ったことはありませんでした。
それだけに、活け終わった時の喜びはひとしおです。
松橘斎平山理雄(2015年6月19日)
まさき/受流し
まさきは自由に矯めることが出来るので、大変活けやすい花材です。
真と受流しとで出来る空間を大きく見せるのがポイントです。
松橘斎平山理雄(2015年6月12日)
れんぎょう/中流し
れんぎょうは、3月頃に、黄色い花を咲かせます。
5月のれんぎょうは、新緑を活けているようで楽しいです。
折れやすいので、細心の注意を払いながら矯め込みます。
松橘斎平山理雄(2015年5月22日)
菖蒲/真型
菖蒲の季節がやってきました。
凛とした佇まいで活けます。
花がしぼむと、その下から次の花が出てきます。
松橘斎平山理雄(2015年5月15日)
八重桜(天の川)/中流し
太い枝と中くらいの太さの枝は、楔を入れて矯めます。
細い枝は指で丹念に矯めます。
枝の先端部分は爪で矯めます。
桜は、枝が真っ直ぐではないので、枝の線を綺麗に出すのは難しいですが、天の川は、上手に矯めれば綺麗な線を表現できます。
いずれにしても、根気のいる作業ですが、3時間位集中して活け上げます。
松橘斎平山理雄(2015年4月24日)
吉野桜/草型
枝の太さを4段階に分けると、それぞれで異なる矯め方をします。
一番太い部分とその次に太い部分には、それぞれの大きさに合った楔を3cm置き位に入れ、丁寧に矯め込みます。
三番目に太い部分は、指で折矯めをしていきます。
一番細い部分は、爪で丁寧に折矯めをします。
根気のいる作業ですが、3時間位集中して活け上げます。
松橘斎平山理雄(2015年4月10日)
東海桜/真型
枝に粘りがあるので、「ペキッ」と折れるまで矯め込むことが出来ます。
楔を使わなくて済むので、短時間で活けられます。
松橘斎平山理雄(2015年3月13日)
緋寒桜/受け流し
花びらが小さくてかわいらしいのが、緋寒桜です。
枝に粘りが無いので、矯めると折れやすいです。
楔を丹念に入れて曲を作ります
松橘斎平山理雄(2015年3月6日)
啓翁桜/中流し。
先週活けた桜が満開です。
満開に相応しいように、枝の先端の調子を整えます。
松橘斎平山理雄(2015年2月11日)
啓翁桜/中流し
2月に入れば東海桜が手に入ります。
楔を丹念に入れて曲を作ります。
正面から見て、どの枝も重ならない様に活けます。
松橘斎平山理雄(2015年2月6日)
さんごみずき/真型
さんごみずきは、矯めてもすぐに戻ってしまいます。
一旦矯めてから、はさみで皮を切って更に矯め込みます。
松橘斎平山理雄(2015年1月9日)
ちょうせんまき/留流し
留流しにお目にかかる事はめったにありません。
留流し独特の風情を出してみました。
松橘斎平山理雄(2014年12月19日)
こうりやなぎ/受け流し
第88回全日本いけばなコンクールの作品です。
200本程のこうりやなぎを使っています。
準特選でした。
松橘斎平山理雄(2014年11月22日)
きゃら/草型
流しを長めにとり、まさに流れるように生けます。
真は長さを見せないように、大きく矯め込みます。
真を矯め込むことによって、流しが生き生きとしてまいります。
力と技を凝集させてこそ草型を生けることが出来ます。
松橘斎平山理雄(2014年9月19日)
柾(まさき)/片落とし
生け花で最も難しい部類に入るのが、柾の片落としです。
真っ直ぐな柾の枝を180度になるまで溜め込みます。
柾の枝は固く折れやすいので、溜め込むには根気と力を必要とします。
それだけに、活け終わった後の爽快感には、特別のものがあります。
松橘斎平山理雄(2014年8月12日)
朝鮮槇/受け流し
スケールの大きな作品に仕上げてみました。
真と受け流しで出来る空間をゆったりと取りました。
7月18日の作品と見比べてください。
松橘斎平山理雄(2014年8月8日)
朝鮮槇/受け流し
真と受け流しで作る大きな空間が魅力です。
受け流しを大きく矯めるのがポイントです。
真と受け流しの先端の躍動感を感じてください。
松橘斎平山理雄(2014年7月18日)
菊・紅白生け/真型
白5本、赤4本で活けます。
白:真、真外添、流し外添、受、留
赤:真前、流し、流し埋、受け埋
古来、「菊は葉を生ける」といわれています。
葉のボリュームを充分にとるようにします
松橘斎平山理雄(2014年7月8日)
しょうぶ・ふとい/真型
実に初夏らしいお生花です。
暑い夏を乗り切るイメージで生けました。
ふといは9本あります。
全てが見えるように生けます。
松橘斎平山理雄(2014年6月20日)
丹頂アリウム・シャガ(現代華)
遊び心を生けてみました。
気ままに生けるのも楽しいものです。
松橘斎平山理雄(2014年5月26日)
しょうぶ・真型
一昨昨日に続きしょうぶを活けてみました。。
少ししなを作ってあります。
一昨々日のと見比べてください。
足元を見ると、両者の違いが良く分ります。
松橘斎平山理雄(2014年5月23日)
しょうぶ・真型
葉がまだ若いしょうぶです。。
凛とした佇まいに活けてみました。
木ものよりも繊細な指先の技術を必要とします。
松橘斎平山理雄(2014年5月20日)
かきつばた・真型
今年初物のかきつばたです。
葉はまだ若々しく柔らかいです。
初物らしく清楚に活けてみました。
お花器との調和を大切にした作品です。
松橘斎平山理雄(2014年4月11日)
東海桜・中流し
緋寒桜より少し花が大きいです。
右側に出ている中流しを少し小ぶりにしてみました。
小ぶりにすると寂しくなるので、枝の数を増やしてあります。
松橘斎平山理雄(2014年3月25日)
緋寒桜・中流し
活けてすぐに撮りました。
二三日したら満開です。
松橘斎平山理雄(2014年3月18日)
雲竜柳・アネモネ
久しぶりの現代華です。
力強さを出すために、太い枝を鋭角に矯めて右側に出しました。
松橘斎平山理雄(2014年2月25日)
こおりやなぎ・受け流し
時間がない中活けました。
写真に撮ってみると、手を加えたほうが良い個所が目につきます。
松橘斎平山理雄(2014年1月24日)
エリカ・水仙
水仙のクルクルに時間をかけました。
松橘斎平山理雄(2014年1月7日)
いぶき・片落とし
片落としは、中流しの形を基本としています。
中流しよりも高い位置から矯め込みます。
うすばたの淵よりも深くため込むと片落としらしくなります。
松橘斎平山理雄(2013年12月7日)
水仙(真型)
根元の袴を外して一旦ばらばらにします。
花の軸を充分にしごいて平らにします。
葉を規定通りの長さに切って組み上げます。
最後に、全体の姿を作り上げます。
松橘斎平山理雄(2013年12月7日)
そなれ・三重切り(第87回全国いけばなコンクール準特選)
初参加でした。
準特選「いけばなインターナショナル賞」を頂きました。
針金を使わずに、自らの技術だけで矯めてあります。
松橘斎平山理雄(2013年11月17日)
そなれ・三重切り
そなれは葉自体が棘のようです。
丈夫な手袋を着用して活けます。
いぶきよりもボリュームがあるので、活け上がりに重厚感があります。
中段の真型の流しの足元には、比較的太い枝を使います。
下段の真型の真には大きなふくらみを持たせます。
松橘斎平山理雄(2013年11月1日)
小品生花/オクロレウカ・鶏頭
小品生花は60cmの高さ以内で活けます。
オクロレウカはかなり自由にたまります。
お生花ですが、造形的な楽しみもあります。
松橘斎平山理雄(2013年10月11日)
いぶき・三重切り
いぶきは比較的柔らかいので、たっぷりと時間をかけて矯めます。
手を離しても戻らない程深く矯めてから手を離します。
上段の草型の真の矯めが充分でないと、活け上がりが高くなってしまいます。
中段の真型は可愛らしく活けます。
下段の真型の真には大きなふくらみを持たせます。
松橘斎平山理雄(2013年10月11日)
ちょうせんまき・草型
この時期のちょうせんまきはかなり成長しています。
先端部分は矯めやすくなっていますが、根本は硬くて矯めるのに一苦労です。
曲をかなり強くしてみました。
かなり気に入った作品に仕上がりました。
松橘斎平山理雄(2013年9月13日)
くじゃくひば/草型・昇り生け
くじゃくひばは、先端をたらして成長します。
従って、生けるときも先端をたらします。
この時期のくじゃくひばはかなり成長しています。
生け上がりはもっこりとした形になります。
松橘斎平山理雄(2013年9月6日)
現代華・扁平柳づる/なるこらん/バラ
久しぶりの現代華です。
お花器の背が高いので、全体に目が行くように赤いバラを下にもって来ました。
なるこらんの緑が連なるように活けて見ました。
松橘斎平山理雄(2013年8月20日)
ちょうせんまき・二重一体
二重一体は、上と下とで一つの型を形成します。
一般的には上と下を合わせて、一つの中流しとなるように活けます。
ちょうせんまきは向日性が強く、活けた後でも先端は光りの方に向かって動いていきます。
横を向いている枝は、自然の状態でも先端が上を向いています。
従って、中流しと受けの先端は少し上を向けて活けます。
活けてから数日たつと、中流しと受けの先端は殆ど真上を向くほど向日性が強いです。
真のように上を向いている枝は、活けてから数日で、明かりのほうに傾斜していきますから、時々手直しが必要となります。
今回の作品は、とっても気に入っています。
松橘斎平山理雄(2013年8月2日)
ちょうせんまき・草型
7月のちょうせんまきは、まだ充分に成長していません。
新芽の部分が柔らかいので、先端の調子を整えるのは大変難しいです。
草型で曲を強くしてみました。
自分らしさが出た作品に仕上がりました。
松橘斎平山理雄(2013年7月23日)
いぶき・受け流し
7月のいぶきは、まだ充分に成長していません。
枝が柔らかいので、形を整えるのは大変難しいです。
真と受け流しで作る大きな空間が魅力的です。
待ち受け画面に使っていますが、時計がこの空間に満月の様に配置されとても気に入っています。
松橘斎平山理雄(2013年7月16日)
くじゃくひば・受け流し
この時期のくじゃくひばは、本当に孔雀の羽のようです。
受け流しの先端を垂れるように生けるのが本来の生け方です。
先端を揚げてみましたが、葉が柔らかいのでさほど持ち上がりませんでした。
くじゃくひばが、どのように生けてもらいたがっているのかが解るまで、もう少し時間がかかるようです。
松橘斎平山理雄(2013年5月28日)
いぶき・中流し
いぶきをどう表現するかは大変難しいです。
特に、葉先をどのように表現するかが大きなポイントです。
いぶきの葉が、どのように生けてもらいたいと思っているのかがまだ判りません
自然の中のいぶきを充分観察して、また生けなおしたいです。
松橘斎平山理雄(2013年5月17日)
杜若・真型
杜若は季節によって活け方が異なります。
これは春活けです。
柔らかい葉を矯めて風情を出すのはとても難しいです。
活け終わってからあらためて見ると、とても清々しいですね。
松橘斎平山理雄(2013年5月10日)
しのぶひば・中流し
太い枝を矯めるコツはきゃらと同じです。
細い枝は爪を立てて矯めます。
先端部分も爪で矯めます。
これも根気が要る作業です。
松橘斎平山理雄(2013年4月26日)
きゃら・中流し
きゃらを矯めるのにはコツがあります。
親指と親指をくっつけて力を入れます。
きゃらが戻らなくなるまで、数分同じ姿勢を保ちます。
とても根気が要る作業です。
松橘斎平山理雄(2013年4月23日)
東海桜・受け流し
2月22日に活けたのと比べてください。
流しと受けが空間を隔てて直線上に乗るように活けてみました。
私は、今回の方を気にいっています。
松橘斎平山理雄(2013年3月12日)
緋寒桜・真型
緋寒桜の真型には4つの空間があります。
流しの下、流しと真の間、真と受けの間、受けの下です。
これらの空間の心地よいバランスを楽しんでください。
松橘斎平山理雄(2013年3月8日)
緋寒桜・中流し
緋寒桜の中流しの魅力はおおらかさです。
真と中流しの上昇感がおおらかさを作り出します。
満開が楽しみです。
松橘斎平山理雄(2013年2月26日)
東海桜・受け流し
東海桜の受け流しは、真と受けとで出来る空間の美しさを楽しみます。
今回は、受けの下にも空間を作ってみました。
3月12日の受け流しと比べると、違いが良く分かります。
松橘斎平山理雄(2013年2月22日)
こうりやなぎ・受け流し
こうりやなぎの受け流しは、ゆったりとした空間と線の美しさを楽しみます。
しかも、線が交差しないように活けていくと、いつの間にか大きな面が出来上がります。
線と面の美しさを楽しめるのが、こうりやなぎの受け流しです。
活け終わって時計を見たら5時間も集中していたことが分かりました。
松橘斎平山理雄(2013年1月25日)
さんしゅ・受け流し
さんしゅの受け流しは、ゆったりとした空間と、枝と枝との間の小さな空間を楽しみます。
受けに丸みを持たせることにより、真と受けで作られた空間が生き生きとしてきます。
枝の間にちりばめられた空間も綺麗です。
構図が「神奈川沖浪裏」に似ていることに気が付きました。
松橘斎平山理雄(2013年1月22日)
いぶき・受け流し
空間を楽しむのが受け流しです。
真と受けで構成される大きな空間がゆとりの心を与えてくれます。
留と真の後添えで作られる小さな空間も綺麗です。
松橘斎平山理雄(2012年12月18日)
こおりやなぎ・中流し
こおりやなぎの枝を何本も使って活けあげます。
丹念に活けると4時間ぐらいかかります。
中流しのうねりが大きなポイントです。
細い枝を使いながらも、空間を活けることが大切です。
松橘斎平山理雄(2012年12月7日)
水仙・真型
軸と葉を一旦バラバラにしてから組み上げます。
正面から見る人の方に、葉の先の面が少しだけ見える様にねじります。
それぞれの葉の間の空間がしっかり見えるように活けます。
お生花は空間を楽しむものです。
松橘斎平山理雄(2012年11月30日)
ちょうせんまき・受け流し
受け流しの特徴はおおらかさです。
真と受けで作るゆったりとした空間を楽しみます。
受けを少し高くすることにより、受けの下の空間を豊かにしてあります。
真の後添えと留が作る小さな空間も心地よいです。
松橘斎平山理雄(2012年11月9日)
あかめやなぎ・真型
あかめやなぎの11本活けです。
前から見て、全ての枝が見えるように活けるのがポイントです。
しかも、どの枝もクロスしてはいけません。
写真では良く分かりませんが、真を流しにしっかり乗せてあります。
松橘斎平山理雄(2012年11月2日)
サイプレス・草型
真を流しに重ねるように乗せて、それから後に思いっきり矯めるのが、草型のポイントです。
サイプレスは比較的矯めやすいので、草型を活けるには適した材料です。
かなり満足です。
松橘斎平山理雄(2012年10月26日)
くじゃくひば・真型
くじゃくひばのお生花に如何に風情を出すかをテーマに取り組みました。
以前に活けたのと比べると、風情が出てきたなと思います。
かなり満足です。
松橘斎平山理雄(2012年10月9日)
石化えにしだ・中流し
石化えにしだは、石化の部分で長さのバランスを取ります。
長さを決めてそれだけで活けてみると、ボリュームが少なくなってしまいます。
石化のまわりの細い葉がそぎ落とされてしまうからです。
石化を切って葉を残した枝を、石化に添えて活けて全体のボリュームを作ります。
このことをおろそかにしてはいけません。
松橘斎平山理雄(2012年10月2日)
くじゃくひば・真型
くじゃくひばのお生花は如何に風情を出すかがポイントです。
9月11日に活けたのと比べると、風情が出てきたなと思います。
もう一歩です。
松橘斎平山理雄(2012年9月28日)
しのぶひば・真型
しのぶひばのお生花は、素材の特性を生かすのがポイントです。
くじゃくひばと比較すると、先端が垂れ下がるのがしのぶひばの特徴です。
その特性を生かして、全体を柔らかく仕上げます。
網状になったうすばたに活けてみました。
松橘斎平山理雄(2012年9月25日)
くじゃくひば・真型
くじゃくひばのお生花は如何に風情を出すかがポイントです。
風情を出すことが出来れば超一流です。
何とか風情を出したいと励んでおります。
松橘斎平山理雄(2012年9月11日)
杜若・中流し
杜若の中流しは難しいです。
木物は矯めることができるので中流しの風情を出すことが出来ます。
杜若を矯めると葉がしなってしまいます。
あまり矯めずに葉先に風情を持たせるのがポイントです。
松橘斎平山理雄(2012年5月11日)
らいでん・真型/うすばた
らいでんのお生花を活けるには、かなりの技術を必要とします。
太い枝を矯めるには楔を入れるか折り矯めをします。
折り矯めをするときには、少しずつ力を加えていかないと簡単に折れてしまいます。
枝の細い部分は、柔らかいので矯めてもすぐに戻ってしまいます。
時間をかけてじっくり矯める必要があります。
松橘斎平山理雄(2012年4月13日)
こおりやなぎ・中流し/鶴首
お花器が鶴の首に似ているので、この名がついています。
鶴首にいける場合には、お花器とのバランスを考えて中流しでいけるのが基本です。
中流しを柔らかく矯めるのが大きなポイントです。
また、中流しと、その奥に位置する留とに一体感を持たせて、両者で面を構成するように活けていきます。
松橘斎平山理雄(2012年2月28日)
こおりやなぎ・真型
お生花は、7本、9本、11本、13本で活けます。
こおりやなぎの場合には、15〜30本程度の枝を用いて活けます。
通常のお生花の1本を2,3本のこおりやなぎの枝で活ける感じです。
真の右側の空間をゆったりとするために、受けの位置を低くしてみました。
松橘斎平山理雄(2012年2月10日)
水仙・真型
水仙の軸と葉をそのまま活けるのではありません。
全ての軸と葉をバラバラにしてから再度組みなおします。
咲いている花は真と流しと受けに使います。
真・真前・流しの花の位置が斜め一直線になるように活けるのが美しさを引き出すポイントです。
松橘斎平山理雄(2011年12月9日)
きいちご・さらしほうき
きいちごの葉の緑とさらしほうきの白しか花材はありません。
両者を引き立たせるために黒いお花器を選びました。
流動感を持たせるために、さらしほうきを大きく暴れさせてあります。
松橘斎平山理雄(2011年11月12日)
あかめやなぎ・真型
あかめやなぎは、やや太めの枝に芽がついています。
従って、葉を活けるのではなく、枝の線を活けることになります。
ということは、写真にした時に全ての枝が見えていることがポイントとなります。
13本活けです。
右から3番目にある受けのうずみを見落とさないようにしてください。
松橘斎平山理雄(2011年10月25日)
こおりやなぎ・真型
2011年1月18日にもこおりやなぎの真型を活けています。
この時は又枝を全て切り落とし、枝の重なりが無いように活けています。
全体が整いすぎるという弱点があります。
今回は又枝を残したままですので枝の重なりがでて、少し暴れた感じがします。
皆さんはどちらを好みますか?
松橘斎平山理雄(2011年10月18日)
あかづる・ピンクッション
ピンクッションは針山という意味です。
現代華はお花器選びが大切です。
花材の種類が多い場合には花材だけでも何とかバランスが取れます。
2種類の花材の場合には、3種類目のお花はお花器であると考えて活けることが大切です。
従って、1つしかお花器きを持っていない場合には、花材の種類を増やすのも一つの工夫です。
松橘斎平山理雄(2011年9月9日)
しのぶひば/細二重
上が草型で、下は真型です。
草型は重たくならないように葉の整理をします。
真型の受けと留めは窓の中に納めるように活けます。
松橘斎平山理雄(2011年9月2日)
ちょうせんまき/細二重
上が草型で、下は真型の昇り生けです。
昇り生けには元気を持たせ、草型を楚々と活けました。
岩倉の円通寺の庭の空間に思いをはせながら、ちょうせんまきの空間を活けてみました。
松橘斎平山理雄(2011年8月12日)
ちょうせんまき/中流し
ちょうせんまきは、茎の中央部分には葉がありません。
そのために、一本の枝で、線の美しさと先端部分のMass(質量)を表現できます。
また、中流しで活けますと、真の右上と右下の空間が生き生きとします。
松橘斎平山理雄(2011年8月5日)
しのぶひば/つるくび
しのぶひばは、先端をたれ下げるように生えています。
そのために、中流しがつるくびを包み込むようになります。
ちょうせんまきとは全く異なる空間が出来上がるのが面白いです。
松橘斎平山理雄(2011年7月26日)
ちょうせんまき/つるくび
初夏のちょうせんまきは、深い緑に中に薄い緑の新芽が混ざり、コントラストがとても綺麗です。
ちょうせんまきの茎と葉のありようは、つるくびにとても似合います。
中流しの下の空間につるくびが配置され、全体が引き締まって見えます。
他のお花器よりも、空間が美しく見えるのがつるくびの特徴です。
松橘斎平山理雄(2011年7月22日)
まさき/片落し・真型
まさきは、秋から冬にかけてオレンジ色の実をつけます。
初夏のまさきは、黄色い縁取りがとても美しく、全体が金色に輝いて見えます。
まっすぐの枝をほぼ並行になるまで根気強く矯めていきます。
空間の美しさを活かすために、真と片落しの間隔を広めに取ってみました。
松橘斎平山理雄(2011年6月21日)
れんぎょう・草型/昇り生け
れんぎょうは、3月から4月にかけて黄色い花を咲かせます。
6月のれんぎょうには初夏の勢いがあります。
勢いを表すために、上の草型をダイナミックに、下の昇り生けを楚々と活けてみました。
昇り生けの受けと留めを、二重切りの窓の中央に配置し、凛とした雰囲気を出してみました。
松橘斎平山理雄(2011年6月14日)
かきつばた・真型
いかにも初夏らしいお生花です。
かきつばたの葉をすべてバラバラにします。
葉の先端はかぎ状に曲がっています。
葉をおもて面にして、先端が右に曲がっているグループと左に曲がっているグループに分けます。
それぞれの株は、右と左のものをどう組み合わせるかが決まっています。
一番前面に来る流しと受けの面が良く見えるように生けるのがポイントです。
松橘斎平山理雄(2011年5月24日)
ふとい・しょうぶ/根分け
ふといもしょうぶも初夏の草花です。
十三本のふといを真型でいけます。
正面から見てそれぞれのふといが重ならないように生けます。
しょうぶを中流しで生けます。
このようにして生けると、ふといの一番右としょうぶの一番左は受けになります。
それぞれの受けを立てて生ければ、お互いが交錯せずに根分けらしくなります。
ふといとしょうぶの間は指2本空けます。
松橘斎平山理雄(2011年5月17日)
いぼた・筍
いぼたに筍の皮を組み合わせた現代華です。
筍の皮を細く裂いて乾かします。
いぼたの緑と黄色の中に筍の皮をちりばめます。
お花器といぼたで形作られた空間が焦点となります。
松橘斎平山理雄(2011年5月13日)
啓翁桜・二重切り
先週生けた啓翁桜が咲きました。
花が開くと全体のバランスが蕾の時と変わってきます。
従って、花が開いたときには必ず生けなおす必要があります。
予備の枝を一週間水につけて花を開かせ、先週生けて開いていない枝は取り替えて生けます。
花が開いてから生けなおすのも、『これまた楽し!』ですよ。
松橘斎平山理雄(2011年4月12日)
啓翁桜・二重切り
上を草型に下を真型に生けてあります。
草型が右勝手の時には真型は左勝手に生けます。
草型の流しが重たくならないように、真型の受けと留めは窓の中に入るように生けます。
松橘斎平山理雄(2011年4月5日)
ゆきやなぎ・ドラセナ・デンファレー
お花器と花を一体として生けるのが現代華の特長です。
デンファレーは先端を少し上に向けて生えていきます。ゆきやなぎとデンファレーを調和させるために、ゆきやなぎの先端を少し上に向けて矯めてあります。
ドラセナの黄色を上手に生かすことも大切です。
松橘斎平山理雄(2011年2月25日)
姫水木・真型
姫水木は、大きくなる過程で時々成長の方向を変えます。
従って、曲を伸ばしたり、はたまた曲の自然さを生かしたりして活けることが大切です。
松橘斎平山理雄(2011年2月8日)
さんしゅ・受け流し
さんしゅの受け流しの魅力は、真の右側の大きな空間を如何に表現するかにあります。
さんしゅは典型的な季節物ですから、冬の寒い時期にしか活けることができません。
毎年の楽しみの一つです。
松橘斎平山理雄(2011年1月28日)
こおりやなぎ・真型
こおりやなぎを真型で生けるのは大変難しいです。
行型の中流しや受け流しは、真の右側の空間を美しく表現できますし線の美しさも際立たせることが出来ます。
真型の美を何処に表現するかは生け手の心にかかっています。
美しさを全体で表現して見ましたがまだ納得いきません。
何回でもチャレンジしようと思います。
松橘斎平山理雄(2011年1月18日)
緋寒桜(細二重)上/草型、下/昇り生け
細二重に生けるときには、ボリュームウを抑えるのがポイントです。
上の草型はこ小振りに生けます。
筒が細い分、空間の美しさを意識して生ける事が大切です。
松橘斎平山理雄(2010年3月12日)
東海桜・手桶
手桶にさりげなく活けた小品生花です。
活けたのは2月19日です。
満開になった2月26日に写真を撮りなおしました。
蕾の時と満開の時では全体のバランスが異なります。
少し手を入れたり、枝を切ったりすることが必要となります。
松橘斎平山理雄(2010年2月19日)
啓翁桜・中流し
中流しの場合には、右に大きく張り出した流しの先調子が重要です。
真が前受けに乗ってから立ち上がることも大切です。
活けたのは1月15日ですが、花が開くのを待って、1月19日に写真を撮りました。
花が映える様に、濃いグレーのスクリーンを背景にしました。
円卓しか用意できなかったので、テーブルとスクリーンとの間に隙間ができてしまいました。
松橘斎平山理雄(2010年1月15日)
石化金雀枝(セッカエニシダ)・真型
金雀枝の茎の先端が平たく大きく変形しているのが石化金雀枝です。
石化部分の形を見極めて、真・流し・真前・受け・留めと用いていきます。
石化していない枝を用いて、全体にボリュームを持たせることも重要です。
細心の注意を払って葉の流れを綺麗に整えます。
松橘斎平山理雄(2009年11月20日)
こおりやなぎ・行型(受け流し)
下の、こおりやなぎの中流しと見比べてください。
真の右側の空間が広いのが受け流しの特徴です。
三本ずつ束ねて活けたので3時間ですみました。
松橘斎平山理雄(2009年10月16日)
こおりやなぎ・行型(中流し)
こおりやなぎは、線の美しい花材です。
線の美しさを損なわないように、交差する箇所をできるだけ少なく活けるのがポイントです。
一本一本丹念に曲を作るため、4時間かかっての作品です。
松橘斎平山理雄(2009年10月6日)
野薔薇/さらしほうき
あと2週間で野薔薇は真っ赤になります。
2週間後を夢見て活けて見ました。
松橘斎平山理雄(2009年9月11日)
ちょうせんまき・草型/真型
天然のちょうせんまきは、先端に元気が宿っています。
そこで、先端の元気さを十二分に表現して活けて見ました。
細二重の直線的空間と、ちょうせんまきが作り出す曲線美とその空間、自分でも納得できる作品となりました。
松橘斎平山理雄(2009年9月1日)
しのぶひば/三艘船・渚往来
三艘舟は、沖合いにいる沖往来、中ほどにいる渚往来、手前に停泊している泊船で構成 されます。
沖往来は遠くにいてほとんど動きがないので真型でいけます。
渚往来は動いている様を表すので受け流しに生け、受けを櫓に見立てます。
泊船は止まっているので真型です。
松橘斎平山理雄(2009年7月14日)
ちょうせんまき・二重切り/上・片落し、下・真型
片落しと真型共に空間を生けることを心がけました。
松橘斎平山理雄(2009年6月25日)
しのぶひば・中流し
前受けを思い切って小さくすることにより、真に伸びを持たせました。
松橘斎平山理雄(2009年6月23日)
しのぶひば/片落し
片落しの艶っぽさを出した上で、真の根元と片落しを平行にすることにより凛々しさを加えてみました。
前受けを小ぶりにすることと、片落しにすらっとした細めの枝を選ぶことがバランスよく活けるポイントです。
松橘斎平山理雄(2009年5月12日)
すおう・うすばた/行型(中流し)
すおうの描く曲線を生かした作品にいたしました。
松橘斎平山理雄(2009年4月10日)
さんしゅ・うすばた/行型(中流し)
真の真ん中の位置から、中流しが指先を少し曲げた手のひらのように出ているのが特徴です。
松橘斎平山理雄(2009年3月10日)
啓翁桜・うすばた/行型(中流し)
江戸時代末期に活躍した関本理遊の作風を再現してみました。曲が強く艶かしい作品で、生けるのはとても楽しいです。
松橘斎平山理雄(2009年1月30日)
水仙・中流し
水仙のお生花の中で一番美しいのが中流しです。自然に生えている水仙とはかなり形が異なるのに、美しさと気品が漂うところが、お生花の持つ不思議な世界なのでしょうか。
松橘斎平山理雄(2008年12月12日)
現代華
さらしほうき・水仙・木苺
さらしほうきで大きな空間を作り、水仙をなびかせました。木苺の赤で、秋を際立たせて見ました。
松橘斎平山理雄(2008年11月13日)
お生花
くじゃくひば・二重切り・真型(上)・草型(下)
上から下への繋がりを大事にすると共に、豊な空間を表現してあります。
松橘斎平山理雄(2008年11月11日)
お生花
くじゃくひば・二重切り/上・行型(中流し)下・真型
くじゃくひばの凛としたたたずまいと共に、右上・左上・右下・左下・窓、それぞれの空間を生き生きと表現しました。
松橘斎平山理雄(2008年10月14日)
現代華
あわ・ハラン・ガーベラ
現代華の大きなポイントの一つは、作品の一部となるように花器を選ぶことです。もう一つは、作品を通じて自分の心を如何に表現するかです。
松橘斎平山理雄(2008年9月26日)
お生花
朝鮮槙・二重切り/行型(受け流し)(上)
別々に生けてある上下が、空間を通して一体となっています。躍動感と空間の美を追求した作品です。
松橘斎平山理雄(2008年9月5日)
お生花
くじゃくひば・二重切り/真型(昇り生け)草型(流し生け)
生け花は、花や木を生けるのではなく、空間を生ける芸術であることがわかる作品です。昇り生けと流し生けの間、昇り生けの左上と左下、流し生けの右上と右下、二重切りの窓、これらの空間が生き生きとしています。
松橘斎平山理雄(2008年8月29日)
現代華
ふとい・ひまわり・やつで
ふといで線を、やつでで面を構成し、ひまわりを焦点とします。
松橘斎平山理雄(2008年6月27日)
お生花
いぶき(行型/受け流し・根分け)
二本の足元が平行になるように活けます。お生花には剣山は使いません。むくげの木で『こみ』を作り、その中に活けて足元を整えます。
松橘斎平山理雄(2008年6月10日)
現代華
あかづる・ニュウサイラン・バラ
松橘斎平山理雄(2008年4月25日)
床の間に自然を再現するのが『お生花』です。それに対して、活ける人の心をあらわすのが『現代華』です。ゆったりとした春にあっても、凛として己を見失なわなわず、21世紀をしっかりと生きていく姿を現してみました。
現代華
フェニックス・扁平しろづる
松橘斎平山理雄(2008年3月21日)
お生花
紅緋寒桜・うすばた/真型
松橘斎平山理雄(2008年2月22日)
江戸時代末期から明治時代にかけて活躍した関本理恩(1806-1878)の花姿を元に生けてみました。
平成の花姿よりも、なんとなく艶かしいところが、私のお気に入りです。
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